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サックスストラップデビュー

今回ご紹介する方は、フランスを拠点にご活躍のサックス奏者仲野麻紀さん。

仲野麻紀さんの「OPEN RADIO」では、彼女の推薦曲の由来や奏者の方のお話等と共に、しっとりした素敵なお声も相まって、一度聞くと中毒性があるってこのようなことなのねっと毎回気持ちの良い時間を過ごすことが出来るお勧めのラジオ番組です。

是非お聴きくださいね。

 

そんな素敵な方からのご依頼で、JunStyleでオリジナルサックスストラップを製作致しました揺れるハート

年末にメッセージにてご依頼頂き、年明けにお会いしてカウンセリング。

緊張のあまりデッサンもイマイチ。私の中ではほぼ計画出来そうな形で描いていますが(笑)

 

『カウンセリング内容』

*サックス演奏時に首に掛かる負担があること。

*ミリ単位の微妙な長さでの演奏時の負担。

*ストラップによって演奏が難しく、支障が出ること。

*首に当たる部分や金具がブラブラするとサックスに当たってしまう。

等々会話の中にもプロ奏者のこだわりと気質があり、言葉を聞き洩らさないように気を付けてカウンセリングを致しました。カウンセリング時にはイメージ図案と、お相手のお話から性格に応じた機能性を導き出していきます。

 

この日の直ぐ後フランスに戻られ、次回フィッティング時に長さ調整してお渡しということに。

《ご要望からのJunStyleの見解》

*フィッティング調整からお渡しまでの時間が掛からないようなミリ単位の調整が出来るデザイン。

*ベルトのバックルのような大きな金具は使わずに微調整可能なデザインにしておく。

*革の伸びが最小限になるようにしておくこと。

*サックスの繋ぐナスカンがブラブラ移動しないような工夫をする。

*サックスが惹き立つようなシンプルで且つスマートなデザイン。

これらを重視したデザインを考案から試作。

 

《試行錯誤した結果》

ネック部分とサックス取り付ける部分を分断。

本体に芯材やステッチを入れることによって革の伸びが最小限に軽減できるように致しました。

ネック部分と本体をただただカシメて留めるだけではなく、しっかりと糸で絞めて縫い合わせました。

 

《当日》

フィッティングの際、思いのほかネック部分の食い込みが見受けられましたので縫い合わせていた所を解いて調整し、解いた所は飾りステッチに。このことで首回りもフィットして固定できたようでした。

飾りステッチも革の伸び留めの役目にもなり、逆にプラスの効果になりました。

 

今回来日後羽田から朝一で福岡のJunStyleのアトリエまで直行していただき、時差のある長時間の移動でお疲れの中、フィッチング時に少しばかり演奏をして頂き、かなりテンションの上がる贅沢な時間でした。

 

とても気にいって下さっているとのこと。

お忙しい中ツイートしてくださっていました!お客様の声にてご覧いただけます。

仲野麻紀さんのTwitterも是非ご覧ください。

りがとうございましたexclamation

 

 

※写真提供 プロカメラマン中川寛文様